プリザーブドフラワーは、水をやらなくても長期間に花の美しさを楽しむことができる花です。そのためアレンジメントもしやすく、母の日や誕生日、結婚記念日といったギフトにおすすめです。デリケートですので正しい保存とお手入れをしてあげて下さい。

○置き場所

プリザーブドフラワーを飾る場所は直射日光の当たらない場所を選びましょう。
直射日光は花の退色を招く原因になり、花びらも劣化してしまいます。窓の近くは避け、日当たりの少ない廊下や壁際、ダイニングテーブルの中央に飾るのがおすすめです。
高温多湿、さらに乾燥にも弱いとてもデリケートな花です。温度は22度以上、湿度は70％以上になると花びらの着色料が滲み出して色移りをする可能性が高くなってしまいます。出来ればアレンジケースなどに入れて飾るのがお勧めです。
カビが生えることもあるので注意が必要です。

○虫が出たら

生花を加工しているので、加工前に産みつけられた虫の卵が後に孵化することがあります。
虫事態は加工の段階で処理されますが、卵は稀に残っていることがあります。
夏場には虫が発生すると虫食いによって葉が傷んでしまいます。ドライフラワーよりも虫がつきやすいので、衣類用防虫剤を置くことで防虫することをおすすめします。

○花びらが落ちたら

繊細なプリザーブドフラワーは強い衝撃を与えると花びらが傷んでしまいます。
花びらが取れてしまったら木工用ボンドやグルーガンでくっつけることができます。
ピンセットなどを使い優しく補修します。強く押さえつけてしまうと花が押しつぶされて形が変わってしまうので注意して下さい。

○色移り対策

濃い色と薄い色の花が触れていると、しばらくすると濃い色が薄い色に写ってしまいます。
これはどのプリザーブドフラワーにも起こる可能性があります。せっかく本物と同じ美しさを保っていても、色がまだらでは意味がありません。色移りしてしまうと元に戻す方法はないので、色移りしないように対策をすることが大切です。色移りを防ぐには、花びら同士を触れさせないことが重要です。花の間に綿などを挟んで、花びらが触れないようにすると色移りを防ぐことができます。自然な退色、色移りもそれなりの味と考えてもいいでしょう。